2014年2月23日日曜日

「センター試験折り返し!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」←山折りか谷折りか……悩み続けて、はや一ヶ月。

本当にあった怖い話をします。
2年間ほぼお小遣い0円でいいかげん持病の金欠が辛いなぁ、などと思いながらGamersとanimateに通ってラノベ新刊をチェックする青年。
ラノベは続きものが多いですが、昔3巻や6巻まで買って途中で切ってしまったシリーズの勿体なさが心の傷となり、面白そうな本はメモしておくものの、ネタバレ覚悟でレビューや感想を読み漁り、好みに確実にマッチするものでないと買うのは憚られる、彼はそんなチキンであります。
そんなエンターテイメントを純粋に楽しめない哀れな男、しかし一度気に入ったシリーズは安心感と期待をもって新刊を買うことができ、その日もそういった本を探して店内を彷徨っておりました。
そして見付けた平積みのラノベ、手に取った最新刊は……9巻!
いつのまにか9冊も買わされていたとは……いやしかしこれは次が最終巻。あと少しの辛抱だ……
ここまでに費してきた金額に思いを馳せ呆然とする青年。もはや娯楽は楽しむだけのものではなく、彼の悩みの種でもあります。
お、あっちにも見慣れたタイトルとイラストが。これは……11巻!
シリーズ総額は……

)'o'( <ギャァァアアアアア!!!  ←ムンクの『叫び』のつもり  ←『ムンクの叫び』ではない

ども。串カツです。
テスト前って読書が捗りますよね。もちろん一年中テスト期間ともいえる浪人生は言わずもがな……ってこの話もうしたっけか?
久々に本屋に行くと、続刊を買い損ねていたシリーズが溜まっていたりして、うっかり巻数をしっかり確認してしまうとトラウマになります。シリーズ全体にかけた金額を考えると視界が揺れはじめます。本棚にあるシリーズ数を思い出したりすると……瞳孔が拡散し、心臓が止まります。

そんなわけで今年読んだ本のリストを眺めていたところ、02/22までに漫画除いて2013/04から計436冊、2013/01からだと計457冊読んだことが判明いたしました。まあ図書館で借りたものが多いですが。
もっとも、ラノベやマトモ(?)な小説が一番多かったとはいえ、数検対策(結局二次試験しか受からなかったなぁ……)の問題集が2冊ほど紛れ込んでいたり、逆に雑誌(主に日経エレクトロニクス)や同人誌(漫画以外だとほとんど数学/電子/情報(コンピュータ)しか持ってないけど)が含まれていなかったり等、カテゴリは滅茶苦茶なので「純粋に日本語として読んだ本の文章量」や「文字から得た情報の量」として冊数は全然当てにならないのですが、まあその辺は目をつぶります。

さて今回の本題は、おすすめの本です。
さすがにこれだけ読むと自分の好みの中でもいくつかの分類というか評価の観点みたいなものが出来上がってきて、1955年あたりの海外文学から2000年代初期に書かれたゲームのノベライズ作品、つい最近のネット小説原作のラノベや所謂一般の文学等を読み比べたりしていると、ラノベが文学扱いされない理由もなんとなく実感したりします。
とはいえ、ラノベだから、文章が軽いからつまらないかといえばそんなことはなく、むしろラノベは内容に関してクッソつまらん現実(と書いてリアルと読む)を描こうとしないことが不当に低く評価されているような気もします。
娯楽なんだから少しくらい理不尽な現実から離れて理想を追求してもいいと思うのですが、みんな読書にまで苦痛を求めて自ら呪われにいくのは何なんでしょうね。不思議なものです。自分の苦悩は蜜の味ってことでしょうか。それともみんなマゾなの?社畜が楽しいの?

現実から逃れられないといえば、漫画やラノベのドラマ化や実写化なんか最悪ですよね。
二次元世界の観測者たちが、今まで何のためにこの文化を発展させてきたと思っているのでしょうか。
文字による情報伝達、イラストやCGによる情景や映像の伝達、これで全てが理想的に作れるではありませんか。何故、理想的に作られたキャラクターを現実にいる人間で再現する必要があるのでしょうか。
キャラクターの実体に人間を用いるということは、理想との違いに目をつぶって妥協するということです。しかも、そもそも選択肢の幅自体が狭い。全人類から近い人間を探すという段階ですらなく、まず役者であって、更にその中で関係者が知っていて、しかも日本にいて、責任者が依頼を出せるような、そういう限られた人間から選んで、作られたキャラクターを表現しようというのです。妥協の塊ではありませんか。
特に許せないのが、「とりあえず有名な役者をあてておこう」みたいなやり方。
俳優が見たいなら好きにすればいいですが、作品をダシにするのは勘弁してほしいです。
そんなんだから原作へのリスペクトが足りないと言われるんですよ。妥協の結果として理想からかけ離れたモノが出来上がったからといって「原作そのままではないオリジナル成分」とか言って誤魔化さないでください。
スクランブルエッグに「目玉焼き」なんて名前付けて売るような真似は許されません。

……なんてこと言うと、じゃあ同じく実在の人間から選んでいる声優はどうなのか、という意見が出てくるのでしょうけど、実際のところ大違いですよ。
小説や漫画では声に関する情報はわずかですから、その記述やイメージから外れなければ自由に責任者のイメージで声優を選べます。つまり、これは作品の細部を作る/補完するという形での、理想の追求の続きといえます。
しかし容姿の情報なんて大抵は初めから与えられていて、そこから逸脱することを前提に人間を選んでいるのです。これは追求された理想の破棄に他なりません。作品に対する冒涜です。

我々はその愚かしさを地球連邦のエリート共に教えねばならんのだ。
『はがない』は、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために、死んだ!戦いはこれからである。
我々の軍備はますます復興しつつある。地球連邦軍とてこのままではあるまい。
諸君の『ひぐらし』も『ビブリア』も、連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない!それを『はがない』は死を以って我々に示してくれたのだ! 我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。
国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!ジオンは諸君等の力を欲しているのだ。
ジーク・ジオン!!

そういえば何の話してたんだっけ。まだ記事タイトル決めてないからわかんないや。
とりあえず……じゃあラノベの話まで戻しましょう。
ラノベというのは名前の通り、普通の文学より「軽い」というのが俺の主観的印象ですが、じゃあ軽ければラノベかといえばそうでもなく、そもそもラノベとは何なのかという話になります。
が、ラノベの定義の話はそれだけで本が何冊も書けてしまうのでそういうのは既存の本に任せるとして、とりあえず今回紹介する本の説明をしておきます。
今回紹介するのは、

  • 慣れないジャンルだからと多くの人が手を出さない、そもそも目につかない可能性が高く、
  • ヲタク独特のお約束がわからなくても読めて、
  • ありきたりでない、むしろ似たような作品を(俺が)知らなかった
こういう本のうち非ヲタに薦めるに値する本を厳選しました。

若干ラノベの定義っぽい話になりますが、ここでいう「ヲタク独特のお約束」というのは

  • 漫画やアニメ、ネットで有名なネタやそのパロディが頻繁に使われている
  • キャラクターが意味もなくテンプレート(所謂ツンデレとか。特に幼馴染と妹ポジションあたりのキャラにはこういった傾向が顕著)である
  • 主人公(男)がヘタレで男女比が偏っていてモテまくる ←これほんと謎。でもわかる
  • (地の文が一人称の場合)地の文に呟きや台詞のようなものが多い
  • 新刊ごとに新キャラ(だいたい女)が出てくる
というようなものを考えています。


それと、紹介の形式。
本の継続ステータスは完結、続刊、打切、不明(俺が最新刊を読んでいないため)に分類。その後の括弧は冊数。「+」の後に書かれているのは本編の番号外の短編集や外伝など。短編集でも本編と続いた整数の連番の振られているものは、こちらに含めません。

あと、本の属性。簡単に言えばジャンルのようなものです。内容の目安になります。
以下、簡単に解説。

偉人
偉人がモデルになった登場人物が重要な役割を持つ
政治・経済・軍事
これらの要素が深く描かれる/重要な役割を持つ
過去
現実世界の過去がモデルになっている(ただし物理的に現実的である必要はない)
現代
現代がモデルになっている
未来
現代より極度に発達した文明や科学技術が重要な役割を持つ
時代指定なし
時代は気にせず読める/全く重要でない
異なる世界観
現実世界と異なる地理・歴史等がベースとなっている。物理法則はおおよそ現実に準拠。「異世界」とは区別する
異世界
現実世界の人物が異世界や異世界出身の人物と関わる話。「異なる世界観」とは区別する
ファンタジー
現実の科学でありえない技術が重要な役割を持ち、かつ重点的に描写される。物語中で科学として扱われていても、現実に絶対にありえず、人が深く介在するものはとりあえず魔法と考えファンタジー扱いとする
謎解きが重要な役割を持つ。ミステリとは限らない

もうひとつ、内容に限らず本の特性の評価。0から5までの6段階です。文章の様子や本を読む行為自体についての目安になります。

ヲタ
ヲタクの間でのお約束的なものやパロネタ等がどれだけ含まれているかの度合い。値が大きいほど「オタクっぽい」。これが高いほど非ヲタには読みづらいかも
重さ
重量ではない。文章がスラスラ読めるものは0、なかなか次のページに進まないものが5の側で評価。気軽に読みたいならこれが低いものを、じっくり読みたいならこれが高いものをどうぞ
落ち着き
説明が難しいですが、地の文や心情描写、セリフ等が読者に要求する/押し付けるテンションの起伏、とでも言えば良いでしょうか。別の言い方だと、淡々としている度合い。ただ、これはあくまで本と読者の間の話で、この値が大きいからといって内容に起伏や臨場感が無いわけではありません。俺も初めは驚きましたが、バトル含め全体的に穏やかに描いたりということが可能なようです、皆さんも読めばわかってもらえるかと
戦闘
肉弾戦に限らず。値が大きいほど戦闘が具体的に、或いはしっかりと描写されています
専門性
度合いはともかく専門的な知識がストーリーに関与している場合、その関連の場面の理解の難しさ又はその知識の重要度。まあ大抵の場合は一般読者向けに解説が行われるので、そんなに身構えなくてもいいです

うーん……長くなりすぎたようなので紹介の本文は別記事に。

追記:
Tapering Patricia Trieと呼んでる新しいデータ構造を思いついて今実装がいいところなので続きはもう少し待ってくだしあ

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