2013年5月27日月曜日

百聞は一見にしかず



どうも、元外チです。もうこの名を名乗っても意味がないのですが、元のHNを忘れてしまったので以降は「ダーマ」で行きたいと思います(注:ドラクエとは関係ありません)

さて、今回はタイトルの通り写真祭りでお送りしますよ。
まずは2枚。










懐かしい写真と思いきや・・・何かが違う!?

はい、自宅のカーテンです(笑)

正直なところ、写真祭りとか言っておきながらこれがやりたかっただけです。

一応経緯としてはですね、
教室解体日、「この外装を壊すのはもったいない、どこかで復元できないかと声が上がる」

センター試験翌週、入試があるから教室を片付けろと言われ、ロッカーを開くとそこには大量のはさみやら材料が・・・。とりあえず外装関連は急遽お持ち帰り。

5月、ふと思い出し、幕をカーテンに付けてみる。←今ココ
というわけです。

ちなみに写真を見て分かると思いますが学校の教室の大きさは一般家庭の部屋と比べるとかなり大きいです。教室の幅に満たないこの幕でさえリビングの一番大きな窓よりはるかに長いです。おかげで、一人で幕を出して、カーテンフック付け替えて、眺めて、写真撮って、はずして、畳んでしまう、までに2時間以上かかりました。









では次


去年12月に自宅から撮影した星空です。

そしてよく見ると何か線上のものが写っていますよね。
実はこれ年間最大流星群の一つ、ふたご座流星群の極大期に撮影したもので、この2枚はそのなかでも綺麗に流れ星が写っているものです。流れ星というと街明かりの無い田舎でしか見れないようなイメージがあったんですが、そんなことはありませんでした。街灯だらけの自宅からでも十分見えます。(とはいいつつ自分は肉眼では見えてませんが)

撮影方法はいたって簡単。露光を上げて、連写設定にし、シャッターボタンをテープ等で固定して三脚上でただひたすら撮りまくるだけです。

今回はカメラ2台で、夜の10時から3時にかけて約1000枚ほど撮りました。そのうち流星が写っていたものは10ほどで、恐らく条件のいいところでならこの数十倍は撮れたと思います。
ちなみに、今年は8月のペルセウス座流星群が極大期が夜間かつ、月明かりが無いという数年ぶりの最高条件だそうです。夜に三脚を立てて、ただ放置するだけのお手軽撮影なので皆さんもぜひ。









では次


これは牛乳やヨーグルトのCMでおなじみ、ミルククラウンというものです。もうちょっと上手く撮れるかと思ったのですが、どうやら広告に使われているような写真は相当位置、タイミング、光源、流体の粘土等を調節しないと撮れないようです。

ちなみに撮影環境はこんな感じ。今回使用した光源は工事現場用の一つで部屋全体を明るく照らせるようなLEDです。以下の写真では出力を1/30程に抑えています。


車のライト級の光源又は日光、あとはある程度シャッター速度が速いカメラがあれば簡単に撮れます。





そろそろネタも尽きてきたのでカメラについて書こうと思います。

カメラとは、被写体の映像を、撮影素子に結像させる装置のことを言います。簡単に言えば、ある記録したいものの映像の一点一点を、光を記録できる面上に一点一点対応させて結んでいき記録させる装置、になります。

そのために、具体的にどのようなことをしているかというと、レンズ、シャッター、絞り、フィルム(撮影素子)というものを組み合わせて実現しています。今挙げたものは一眼レフ、コンデジ、スマホ、どんなカメラにも使われています。(ピンホールカメラなど、一部例外はありますが)
レンズは、高校の物理で習ったように、ある一点からでた波をレンズを通して別の一点に集める性質があります。絞り、シャッターは光の入射量を変えるために用います。フィルムは入射してきた光を色、強さ等を含めて記録します。


ではそろそろ写真を撮るための具体的な説明に入ります。

まず、上に載せたような写真は普通(例えば、コンデジのオートモードや携帯のカメラ等)ではまず上手く撮れません。
星空のような暗い景色を撮る、水滴のような高速で移動するものをブレずに撮るためには露出の知識が必要です。

子供の頃、長いレンズを付け、ボタンがたくさん付いた複雑な操作系を持つカメラを見て疑問に思いませんでしたか?なぜ写真を撮るためにそこまでの機材が必要なのかと。

実は、最近はすべて機械が自動で制御していることが多いので気づきにくいですが、写真を撮る際には入射する光の総量をシャッター、絞りを使って変えています。もし一切入射する光の総量(露出値、Exposure Value、以下EV)が変えられないカメラがあれば昼間は真っ白、室内はほぼ真っ暗な写真になるでしょう。

レンズを通してフィルムを光にさらすことを、露出、または露光と言いますがこの露出が写真撮影の基本中の基本知識です。

まず、絞りについて。絞りというのはレンズの手前に付いてる光を遮る板のようなものだと思ってください。
中学の理科の授業でこんな実験をしたと思います。ロウソクの炎を凸レンズを使ってスクリーンに投影する。そしてレンズの上半分に黒い画用紙をかぶせると、スクリーン上の像は半分になるのではなく、明るさが減り形は変わらない。
絞りはこれと全く同じ働きをします。実際にカメラに使われている絞りはほぼ円形が多いですが、面積を半分(半径を√2倍)にすればEVは半分になります。

シャッタースピード(以下SS)も絞りと同じような働きです。SSとは、シャッターを開いている時間のことを指します。例えば真夏日、外に長い間出ていれば日焼けをしますよね。フィルムも同じように長い間光に当てればあてるほど強く像が焼付きます。

この2つと、フィルムの感度によってEVは決まります。そして、高性能なカメラほど、これらを多彩に設定できます。複雑な操作系も、主にこれらを素早く、また便利に変えるために付いています。
露光について全て書こうとすると、膨大な量になるので今回はSSについてのみ書きます。

SSを変えることはは露出を変えるための手段の一つですが、それと同時に動いている被写体の表現方法を変える重大な要素です。例えば、体育祭で走っている人を移す時、SSを速くして撮影すれば一瞬を切り抜いたかのようなピタッと止まった写真が撮れ、逆に少し遅くすれば残像で動きがあるかのような静止画が撮れます。他にも噴水や、川、滝などを写す時もSS次第で全く別物の写真が撮れるわけです。ミルククラウンの写真はSSを非常に速くして撮影したものです。逆に、流星の写真はSSを非常に遅くして撮影しました。前者は1/4000秒、後者は30秒です。つまり比率にすると120000倍の開きがあります。

また、1/100よりSSを遅くすると手ブレが起きやすくなります。室内や、夜景を撮ろうとすると、露出を稼ぐために、カメラが自動でSSを遅くします。室内や夜景で手ブレが多いのはこのためです。なので基本SSを遅くする際は三脚を使います。集合写真を撮るわけでもないのにわざわざ三脚を使って写真をとっているのは手ブレを防ぐためです。


最後に、いろいろ書きましたが撮った写真の絞り値やSS等の情報は、デジカメであれば(例えスマホでも)Exifというフォーマットで記録されていて、PC等から見ることができます。普段はそんなこと全く気にしていなかった過去の写真も撮影時にどのような条件で記録されていたのか見てみると面白いですよ。



では、眠くなってきたので今回はこの辺で。

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