2013年3月8日金曜日

あと一週間で卒業式。そして物語(実話ですが)は回想から始まる

どうも、鱸です。



それは三年前、中学校の卒業式の日のこと・・・

式が終わると、そのまま体育館を使用して、宴会のようなものが行われた。

剣道部だった僕は、顧問の先生の気まぐれで急遽、剣道型というものを披露することになった。

剣道の防具は、垂れ・胴・小手・面の4つがあるが、型では、腰のまわりに巻く垂れのみ着ける。つまりこのとき上半身は道着のみ着ていることになり、体型がわかってしまうのだ。


無事に型を終え、クラスメートのもとへ帰ると、いつもくっついて行動している仲良し三人組の女子が、にこにこしながら近付いてくる。


自分がパフォーマンスしたあとに人が笑顔で近寄ってくる、この状況で何も期待しない人間などいるだろうか。


そして三人組のひとりが口を開く。「鱸くんってくびれてるよねー」

他のふたりも「いいなー」「うん、羨ましい」
などと口々に言っている。







・・・・いや、いやいやいや、ウエストのはなし!?
と、思いもよらない言葉をかけられ動揺した僕、
「えっ?あ、あぁ、ありがとう・・・」

何がだ。何に感謝しているんだ。


混乱がおさまりきらない内に三人はどこかへ消えていった。




あれは何だったのでしょうか。卒業のはなしになると、必ずこのはなしが思い出されます。ほめられて嬉しくなかったのは、たぶんこれが初めてです。

いやぁ・・・人の言動というものは理解不能ですね。


長ったらしい駄文、失礼しました。
では、良い卒業式を

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